奄美大島のハゼ最新情報
不明種について専門家の方からご教示していただいた情報,
レアものについてのメモ書き,ハゼ関連トピックスなどを載せています。
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トゲナガハゼ属をレビューした論文が出版され,その論文でトゲナガハゼsp.2種類が新種記載されたそうです。 そのうちの1つがコトゲハゼ Gladiogobius brevispinis
以下のように,同属のトゲナガハゼに比べて,頬(鰓ぶた上)の棘が短いので「コトゲ」とついたようです。
「コトゲ」ってなんともかわいい響きの名前ですね〜。 ちなみに新種記載されたもう1種のトゲナガハゼsp.Gladiogobius rex はインド洋,紅海に分布で日本未記録のようです。 このコトゲハゼ以外にも最近,「日本のハゼ」(初版1刷)のベニハゼ属の1種-1にホシクズベニハゼ, 1種‐8にメガネベニハゼという標準和名がついたようです。ホシクズベニもメガネベニも私はまだ奄美大島で見たことがないです。見つけてみたいなあ〜。 トゲナガハゼ属の情報提供していただいた研究者のKSさん,ベニハゼ2種の情報提供していただいた研究者のTSさん,ありがとうございました。 |
追記:2013年に出版された日本産魚類検索第3版で,
このコトゲハゼGladiogobius brevispinis はトゲナガハゼに,
トゲナガハゼGladiogobius ensifer はカタホシトゲナガハゼに,
それぞれ標準和名の変更が提唱されました。