ガレラ (波0.5m以下,うねりなし,透明度⇔:こことしては良い,水温21〜20℃,最深5m,ポイントリサーチ) 「ニュース」に載せたように「日本のハゼ」のトゲナガハゼ属の1種が新種記載され,コトゲハゼ Gladiogobius brevispinis と名前が提唱されたそうです。 良い機会だから久々にコトゲハゼを探してみるか!と以前(4年半くらい前)に1度だけコトゲハゼを見たことがあるガレラに行ってきました。 コトゲハゼを見つけるにはまず,よく(極めて)似たトゲナガハゼと見分けなければ,とそれらしいハゼを10個体ほど見たものの,全てトゲナガハゼで,コトゲハゼは見つからず。 八重山以南ではトゲナガハゼ<コトゲハゼらしいですが,私の良く潜る奄美大島北部では,以前にクローズアップに書いたようにやはりトゲナガハゼ>コトゲハゼのようです。 コトゲハゼは見つからなかったものの,久々にトゲナガハゼをじっくり見たお陰で2つほど気づいたことがありました。 それはトゲナガハゼの幼魚についてなんですが・・・考えてみたら今までトゲナガハゼの幼魚をちゃんと見たことも撮ったこともなかったなあ・・うかつだった・・・,まずトゲナガハゼの特徴である「眼下の青点」。
一方幼魚では「眼下の青点」ははっきり見えるのは1つのみ。
このように「眼下の青点」は成魚と幼魚で異なっていましたが,もう1つのトゲナガハゼの特徴である「鰓ぶた上の棘の長さ」は,というと・・・
トゲナガハゼ幼魚はひょっとしてこの棘が,あまり伸びていないんじゃないか(?)とも思いましたが,上右画像のように,成魚と変わらずに鰓ぶたの縁まで伸びていました。 トゲナガハゼは子供のころからちゃんと「トゲナガ」なんですね〜(感心,感心)。 |