9月8日
晴れ時々曇り,北東風弱い,最高気温32℃

ピアテグリ
(波0.5m以下,うねりなし,透明度:浅場,深場ともずまず,水温:-10mまで30℃,それ以深29℃,最深27m,ダイブタイム1時間半くらい,ポイントリサーチ)

いろいろリサーチしたいところはあれど今日も気になるネタの多いピアテグリへ。

9月2日イロワケガラスハゼが産卵していた産卵床には,翌々日の9月4日まで卵があるのを確認しましたが,今日見ると無事孵化したのか卵はなく産卵床はツルツル。
今日の配置図
上画像のように産卵床にはイロワケガラスハゼがいないことが多かったですが,雌はちょこちょこ動き回り時折,産卵床にも立ち寄っていました。観察している時間が短かったためかもしれませんが,産卵床の世話(苔が生えないように掃除するとか)は見られませんでした。

そういえばセボシウミタケハゼ9月2日と同じところにいましたが,今日は卵がないのでイロワケ母さんに追い払われることもなかったです。よって4コママンガはなし(笑)。

深場では今日もイトヒキsp.黄化が出ていましたが,今日はノーマル色で出のいい個体がいて,ジャイアントゴビーシュリンプも出ていたので一緒に撮影。実はイトヒキsp.のノーマル色とジャイアントゴビーシュリンプが共生しているのは何度も見ていましたが,撮ったのははじめて♪
イトヒキハゼ属の1種
左:黄化,右:ノーマル色+ジャイアントゴビーシュリンプ
すぐ近くで撮りましたが上2画像のイトヒキsp.はもちろん別個体です
ある程度高くホバリングしていてもエビは触覚でしっかりハゼに触れてますね。


さて今日一番の収穫は,実はこれらとは別のハゼ。予想外に奄美ではじめて見るハゼがいました。
オキカザリハゼ(同一個体別カット)
特徴的な第一背鰭の黒点と尾鰭の黒斑を赤矢印で示しました
オキカザリハゼは以前に西表島で矢野さんに見せてもらった場所からいくと,奄美大島北部では,ガレラキッカサンゴ群落あたりで出るのでは?と思っていましたが,う〜んここで出たかあ〜。