7月31日
快晴,北西のち北風弱い,最高気温32℃ |
倉崎ビーチ
(波0.5mくらい,うねりほとんどなし,透明度⇔:まずまず〜良い,水温:-3mくらいまで31℃,それ以深30〜29℃,最深23m,ダイブタイム100分ちょっと,ポイントリサーチ)
今日も快晴の奄美大島。倉崎へ久々のリサーチで行ってみると他のお店もいるいる,5軒ほど。どこも体験ダイブのよう。ゲストを引き連れている他店のスタッフに軽く挨拶してエントリー。
北から東側の一部をまわりましたが特に目新しいものはなし。途中で長老&新参ヒメオニ・ペアのところにもちょっと寄りました。
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ヒメオニハゼ・ペア
左:雄・新参ヒメオニ,右:雌・長老ヒメオニ |
今年春に新参ヒメオニくんが現われたころは長老ヒメオニよりも明らかに小さかったんですが(下に5月13日撮影のこのペアを載せました),その後新参ヒメオニくんは無事成長し今ではほぼ同じくらいの大きさに。
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春頃のこのペア
左:新参ヒメオニ,右:長老ヒメオニ
5月13日ログより |
よって大きさでの区別がつき辛くなってきた最近の両者の識別ポイントは主に2つ。まずは第1,2背鰭棘。
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第1,2背鰭棘の相違
第1,2背鰭棘間の膜の切れ込みが新参ヒメオニで深く,膜より上の第1背鰭棘部(上画像→と→の間)が新参ヒメオニの方が長い |
もう1点は行動パターンで,新参ヒメオニは巣穴に隠れがちなのに対し,長老ヒメオニは警戒心が弱く,盛んに摂餌をしています。
この行動パターンは2年ほど前に観察していたホタテツノハゼsp.ペアとほとんど同じ。さすがに近似種ですね。
5月13日ログで「今年はヒメオニの雌雄ペアをはじめて観察できそう」と書きましたが,無事そうなってよかったです。ちなみにホタテツノハゼsp.ペアは,雄があまり出ないためペアで並んで出ているのは5から10日に1度くらいでしたが,このヒメオニ・ペアはもっと高頻度にペアで出ているようです。
ガレラビーチ
(波0.5m以下,うねりほとんどなし,透明度⇔:厳しい,水温:31℃,ダイブタイム1時間半くらい,最深3m,ポイントリサーチ)
この時期寄り易いハラマキ,トゲナガなどを撮りにいってきました。
ん!と思ったハゼをデジカメでも撮ったのでちょっとご紹介。
まずは通称ミナミヤジリ。
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ヤツシハゼ属の1種(通称ミナミヤジリ)・ペア
奥が雄,手前が雌 |
もっと湾奥の砂泥地や倉崎の深い砂泥地では常連ハゼのミナミヤジリですが,ガレラでの見たのは実は先日7月17日のガイド中に幼魚を見つけたのがはじめて(下に画像を拝借しました)。今日は成魚のペアもいました。今年は多いのかな?
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ミナミヤジリの幼魚
背鰭棘はまだ伸びず
7月17日にゲストのどーらさん撮影 |
もう1種,これは何ハゼの幼魚だろう?
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全長は7mmくらい |
マダラハゼygではないよなあ(?)クツワハゼ属のような?ちがうような?もう少し大きくなるとわかるかな?無事成長することを期待。 |