6月16日
曇り時々晴れ,南のち南西風弱い,最高気温28℃

倉崎ビーチ
(波0.5m以下,うねりなし,透明度:イマイチ,水温:26℃,ダイブタイム2時間ちょっと,最深16m,ポイントリサーチ)

外海で作業ダイバーをした後少し時間があったので,ちょっと倉崎へ。

また今回もマニアックなイソハゼの話からで恐縮なんですが・・・,久々に見るイソハゼsp.がいました。
イソハゼ属の1種
このイソハゼはたぶん,フォトリストにイソハゼ属の1種7として載せているのと同種。その個体以来1年4ヶ月ぶり2個体目です。

このイソハゼ属1種7は「日本のハゼ」のイソハゼ属の1種‐10によく似ていますが,臀鰭から尾柄の下部(腹側)にある黒斑が5個,「日本のハゼ」1種‐10の方は6個という微妙な違いがあるんですよね〜。
「フォトリスト」のイソハゼ属の1種7(左:今日見た個体,右:2005年2月15日撮影個体)
臀鰭から尾柄の下部(腹側)にある黒斑(のすぐ上)はどちらも5個
イソハゼ類はこの黒斑の数を識別点にしている場合がよくありますが,これらイソハゼ属1種7と「日本のハゼ」のイソハゼ属の1種‐10はとりあえず別種で良いんでしょうか,ね(?)。

ちなみに先日6月13日に撮ったイソハゼsp.,この点について見比べるみると,さらに1個少ない4個でした。
6月13日に撮ったイソハゼ属の1種
臀鰭から尾柄の下部(腹側)にある黒斑(のすぐ上)は4個
このイソハゼsp.「日本のハゼ」のイソハゼ属の1種‐10とは別種,かな(?)。

マニアックなイソハゼの後はかわいいコバンハゼを,ど,どうぞ(汗)。
ヒトスジコバンハゼ
実物はもっとカワイイんですよ

このヒトスジコバンハゼ,先日(といってももう10日くらい前),ゲストのマクロ大好きさんたちとご一緒した際に見つけた個体。ヒトスジコバンハゼイチモンジコバンハゼ幼魚に勝るとも劣らないカワイイ系のハゼではないかと思ってるんですが,なかなか同じサンゴに居つかないのでガイド中に紹介する機会は少ないです(残念)。このコは居つくといいんですけどね〜。

もう1種,久々にオキナワハゼのなかま。
カタホハゼ(?)
フォトリストのオキナワハゼ属のところに「カタホハゼ(?)」として載せている個体と同種ではないでしょうか。日中にあまり見かけませんが,夕方以降よく見かけます。