3月16日
雨のち快晴,南のち北西風強い,最高気温21℃

キッカサンゴ群落
(波0.5m以下,うねりなし,透明度:浅場こことしてはまずまず,-10m以深厳しい,-20m以深かなり厳しい,水温:20℃,ダイブタイム85分,最深26m,ポイントリサーチ)

最近入り始めたキッカサンゴ群落。ここの底は,これまでキララハゼ属の1種サルハゼ類が出ていてかなり気になる軟泥地。そこを主に見るつもりで行きましたが,濁りのためにドンよりと暗く,,いつもなら沢山見られるピンコもほとんど出ていないバッドコンディション。残念。

でも浅場のハゼたちはいろいろと活気付いていて,つい目がいってしまいます。結局それらを主に見てきました。

まずアオイソモドキ(マイ通称)。
アオイソモドキ雄
鰭が発色気味
軟泥底に直行するつもりでしたが,エントリーするとすぐに婚姻色気味のアオイソモドキ雄がいたのでしばし観察。近くの抱卵雌の周りを何度かウロウロしてましたが,結局本格的婚姻色を見せず仕舞い(本格的婚姻色は鰭がもう少し発色し,体が白っぽくなります→フォトリスト上画像)。

収穫なしで深場から戻り,浅場でサツキハゼの群れを見ていると,抱卵雌に雄が盛んにナズリングをしていました。
サツキハゼのペア(左♂右♀)
雄は雌のお腹をつつくナズリング中
産卵を促すためといわれるナズリング。抱卵雌や雄のナズリングは結構早い時期から見られますが,本格的繁殖シーズンを思わせるのはやはりきれいに発色した雄が見られるようになってからでしょうか。今日は下画像の雄が一番発色していた程度でまだまだ,といった感じ。
今日の「発色くん」

サツキハゼ群れの下をふと見るとオヨギイソハゼのハレムがありました。オヨギイソ雄も鰭が発色気味でしたが,やはりまだまだといった感じ。
オヨギイソハゼ雄
鰭発色気味
どのハゼも,「まだまだ」と書きましたが,本格的シーズンはそう先ではないはず。楽しみです。