|
ハナグロイソハゼ Eviota shimadai
(「日本のハゼ」(初版1刷) p.132)
和名は以前からハナグロイソハゼと付いていたものの,学名がない未記載種でしたが,アメリカのGreenfield &
Randall によりEviota shimadai と新種記載されました。 |
|
ミドリハゼ Eviota toshiyuki
(「日本のハゼ」(初版1刷)未掲載)
ミドリハゼの学名はこれまでEviota epiphanes でしたが,Eviota epiphanes はハワイの固有種で,日本に分布するものはそれとは別種のEviota toshiyuki としてGreenfield & Randall が新種記載しました。 |
|
イトカケホオカギハゼ Ancistrogobius yoshigoui
(「日本のハゼ」(初版1刷)のハゼ科の1種-6)
当hpでいままで「通称ホホカギ」と呼んでいたハゼがShibukawa, Yoshino &
Allen により新種記載されました。
ちなみにホオカギハゼ属Ancistrogobius も新属記載され,「日本のハゼ」に載っている他のホオカギハゼ属は以下のように名前が提唱されました。
「日本のハゼ」(初版1刷)の |
|
ハゼ科の1種-4=フタヒレホオカギハゼ A. dipus |
|
ハゼ科の1種-5=アサバノホオカギハゼ A. yanoi |
|
ハゼ科の1種-7=ウロコホオカギハゼ A. squamiceps |
残念ながらこの3種のホオカギハゼを私は奄美大島で見たことがないので,写真はなしです(あ〜残念)。
|
|
クジャクハゼ Parioglossus caeruleolineatus
(「日本のハゼ」(初版1刷)のサツキハゼ属の1種)
Suzuki, Yonezawa & Sakaueにより新種記載されました。
提唱された和名は,婚姻色♂の第2背鰭がクジャクの羽のような発色をすることに由来するようです。
|
|
マツリビハゼ Phoxacromion kaneharai
(「日本のハゼ」(初版1刷)のハゼ科の1種-13)
当hpでいままで「通称クモハゼモドキ」と呼んでいたハゼがShibukawa, Suzuki
& Senou により新種記載されました。
マツリビハゼ属Phoxacromion も新属記載です。
提唱された和名マツリビハゼは,婚姻色や興奮時に背面が赤くなることを「祭り火」に見たてたことに由来するようです。
|
「祭り火」状態のマツリビハゼ |
|