11月24日
朝一時雨のち曇り時々晴れ,北風弱い,最高気温23℃(最低気温18℃)

やや湾奥
(波0.5m以下,うねり浅場少々,水温:23〜24℃)

先日のガイド中に見つけたガラズハゼsp.を撮りに行ってきました。

ガラズハゼsp.同じ個体の3カット
全長1.7cmくらい



少し撮る角度が違うだけで,

体型(太いか細いか)や吻の長さ(長いか短いか)の

印象が違って見えるので

上画像のようにアングルをわずかに変えて撮ってみました我ながらマニアックゥ〜苦笑



で,このガラズハゼsp.のおおざっぱな特徴は

・体型は細長め
・吻は短め
・斑紋は全体的に薄い

といった感じです。

比較のために他のガラスハゼ属を以下並べてみました。
ヒトミシリハゼガラスハゼアカメハゼ

イロワケガラスハゼホソガラスハゼスジグロガラスハゼ

オオガラスハゼ

そして未記載種かもしれない不明種3種=「フォトリスト」のガラスハゼ属の1種123



ガラスハゼ属は,

体型が細長い種類は吻も長め(=オオガラスハゼなど),

吻が短い種類は体型は太め(=ヒトミシリハゼアカメハゼなど)が多く,

「体型が細長く吻は短い」に一番近そうなのは

「フォトリスト」のガラスハゼ属の1種3・・・
「フォトリスト」のガラスハゼ属の1種3

フォトリストより引用画像

体型などは1種3に似ている今回のガラスハゼsp.ですが,

斑紋が1種3より薄く

宿主(付いていたところ)も違う(赤いヤギでなく黄色いカイメン)なので

1種3とも別種かもしれません(?)



だいたいカイメンに棲むガラスハゼのなかま,ていうのが変わってるんですよね。

上のガラスハゼ属一覧を見ても

普通は細長いソフトコーラルか枝サンゴに棲んでるものなんですが・・




ちなみに

今回のガラスハゼsp.と同じように

「体型が細長く吻は短い」で全長1.7cmくらいのガラスハゼのなかま

コビトガラスハゼ Bryaninops isis というのがいるんですが,

コビトガラスハゼヤキコクヤギというソフトコーラルに付くようで

コビトガラスハゼともやはり別種かな??



ガラスハゼ属も奥が深いですね〜・・