6月3日
曇り,南東風強いのち弱い,最高気温23℃(最低気温22℃)

湾奥
(波0.5m以下,うなりなし,水温:26℃)

ウスモモテンジクダイの産卵リベンジに今日も,もちろん!行ってきました!


が,しかし行ってみると今日もまた,昨日求愛していたウスモモテンジクダイの♂が口内保育中!
見た瞬間「え〜マジで,今日も産卵終わった後かよ〜 汗

と,ガックリきたんですが,

この♂はかなり口をパクパク,ガクガクやっていて

口の中で卵塊のすわりが悪そう〜・・

どうも産卵&口内保育開始からそれほど時間が経っていない様子でした。

「ということは,これから産卵&口内保育開始のペアがまだいるかも!♪」

と,まわりを見た矢先

すぐ近くのイトヒキテンジクダイのペアが体を寄せ合って

尾部をプルプル震わせていました!
で,次の瞬間♀の総排泄口から白い塊が!(上画像


あわてて撮ってピンボケですが

上画像の手前が♂で奥が♀,雌雄ほぼぴったり並んでます

受精後,♀(奥)の下へ向かう♂(手前)


この時点では♀の総排泄口に卵塊がぶら下がっていたんですが

シャッター切るのが一瞬早く,卵塊が写ってません,残念

♂が卵塊を口に納めた直後


今度はシャッターが間に合わず,♂が卵をくわえる決定的瞬間を撮れず,残念

思った以上にあっという間にくわえちゃうんですね,

コンデジを連続撮影モードにしとくんだった〜

口の中の卵塊は徐々に口の奥へ行くようで

はじめのうちは口を閉じれない♂

卵塊の拡大画像
砂糖菓子のような白い卵塊

産卵後&口内保育開始後から27分経った時点の

イトヒキテンジクダイのペア
上♀,下♂

♂はまだだいぶ口をパクパク,ガクガクさせていましたが

無事卵塊が口内に納まったようです

産卵した♀は心配そうに(?)ずっと付き添っていて,ちょっと微笑ましかったです




結局昨日から目を付けていたウスモモテンジクダイの産卵&口内保育開始は

見れませんでしたが,タナボタ的に

イトヒキテンジクダイの産卵&口内保育開始が見れて良かったです!ほっと♪




前々から,湾奥に棲む小型のテンジクダイ類の産卵シーンを

見てみたい!と思っていたんですが今まで観察をサボりにサボってました

先日ゲストさんからいただいた「えひめ愛南お魚図鑑」という本が

良い刺激になってくれました(Saさん,ありがとうございました)

この本には温帯域のテンジクダイ類の産卵&口内保育開始シーンの

素晴らし写真がいっぱい載っているんですよね。




初見だった今回は

あせって肝心のシーンを撮り損ねましたが

産卵パターンがちょっとわかったことだし

またそのうち撮りに行くぞ〜♪