2月27日
曇り一時小雨,北風微弱,最高気温22℃(最低気温20℃)

やや湾奥
(波0.5m以下,うねりごく浅場以外ほとんどなし,水温:浅場22,深場21℃)

昨日,一昨日の南からの強風は,いわゆる春一番だったそうですが,2日間もあんな強風が吹き荒れなくてもいいのになあ〜といった感じでした

今日は一転ほとんど無風。定番のやや湾奥ポイントは一夜にして海況回復していて上々のコンディションでした♪

今日は定期パトロール的に広めにまわりましたが,12月からログの準レギュラー化しているウミショウブパラダイスもちらっと見てきました。
ここウミショウブパラダイス

昨年12月からウミショウブハゼsp.

産卵や卵保護を目当てに足繁く通っていたわけですが

他にもタナボタ的な収穫がこの周辺でいくつかありました。


エビでも「お!」が2種♪

(2月24日撮影)
ウミショウブパラダイスすぐ近くのサンゴ下に隠れていたこのエビ

見たことない配色だったので

「ひょっとして未記載種?」と思い

千葉県立中央博物館の奥野先生に伺ったところ

『海外に主に分布しているCuapetes agag という

テナガカクレエビのなかまに似ているものの

はさみ脚や背中の模様が異なるので

別種(未記載種)かもしれない』

という内容のコメントをいただきました。

ちなみにこのエビの背中の画像です

(2月24日撮影)
サクラ色の小斑点がきれいですね〜♪


このエビは残念ながら今日は見れなかったんですが,

「お!」のもう1種のエビは今日も健在でした
はじめて見つけたときはハネガヤのなかまについていました
そのときの画像

(1月10日に撮影)
このエビ

目から尾の先まで1cmくらいしかなく

見つけたときは何かの幼体かな?

と思いましたが

画像を見ると抱卵していて

「成体なのか〜」

とちがう意味で「お〜!」でした苦笑



このエビも奥野先生に伺ったところ

『駿河湾で見つかっているテナガカクレエビのなかま(まだ名前なし)に

似ていますが

宿主などが異なるので別種(未記載種)の

可能性もあります』

といったコメントをいただきました。



このエビのチャームポイントは

背中の白ぽい小斑点+腹部の赤い小斑点ですかネ♪

(2月24日に撮影)
それにしても身近なウミショウブパラダイス周辺に

未記載種っぽいエビが2種もいるとは!・・

うれしい反面

まだまだリサーチが足りんってことだなあ〜
ちなみに

ウミショウブパラダイスウミショウブハゼsp.

繁殖期が終わった今でも

ひっそりと居着いてくれています♪