7月22日
曇り一時雨,南風弱い一時北東風かなり強い,最高気温31℃(最低気温25℃)

湾奥
(波0.5m以下,うねりなし,透明度こことしては良い,水温:浅場29〜30℃,ポイントリサーチ)

今日は,何年も前から話題になっていた皆既日食でした。

残念なことに,あいにく梅雨前線が南下してしまい(何で今頃!),うす曇りの中での皆既日食となってしまいました。
皆既日食前の部分日食時(9時56分頃)
あいにくの曇り空でした

アマミエンシスは幸か不幸か(?笑),ガイドも体験ダイブも何もなかったので,皆既日食時に潜って魚を眺めることにしました♪

狙いは主にニシキテグリ

今はニシキテグリ産卵の最盛期で,日没後の決まった時刻にほぼ毎日産卵しています。

白昼一時夜のように真っ暗になる皆既日食時,間違ってニシキテグリが産卵したりして・・,なんってことはないだろうけど(昼頃では♀の卵の準備ができていなそう),♂が色めきだってサンゴ上に集まったりくらいはあるかも?♪

で,皆既日食の50分ほど前にエントリーして魚の様子をウォッチしはじめました♪ 

部分日食時の明るい間,下画像のようにいつもと変わらない魚たちをメモ撮りしました♪
季節もののダンダラスズメダイ♂の婚姻色
右画像はカメラを威嚇しているところ
湾奥の定番・ヤスジチョウチョウウオ
サンゴすぐ上にはイトヒキテンジクダイとウスモモテンジクダイの混合群

その上の中層にはモンツキスズメダイやクラカオスズメダイの群れ(シリキスズメダイも1匹混じってますね)

・・・これもいつも通りの湾奥の風景です♪

皆既日食前後のかなり暗い状態では,中層を泳いでいたスズメダイたちはサンゴの近くに集まってきました(下画像)。
暗くなりサンゴに近づくモンツキスズメダイ
10時52分頃

雨天時赤土流入で暗い時もよくこうなっています

上画像を撮ってからゆっくり浮上して,水面で撮ったのがこれ↓
お!ちょっとダイヤモンドリングぽくなってないですか〜?!♪
10時59分頃

で,ニシキテグリは,というと少数の雌雄がちょっと(通常レベルで)ウロウロしたものの,とくに「色めきだつ」ことはなかったです。
10時41分頃撮影のニシキテグリ(左♂,右♀)
このあと皆既日食中はほとんど現れず

皆既日食時にニシキテグリの行動にとくに目立ったものはありませんでしたが,日没後の産卵に間接的な影響があるかも?と,今日の産卵も確認してきました♪

で・・・通常通りにバシバシ産卵♪
産卵のためにペアで寄り添い浮上するニシキテグリ

ニシキテグリに皆既日食の影響はなしですね

ちなみにハゼもちらちら見ましたが,ほぼいつもの昼間と同じでした。
マイ通称・ナデシコイソハゼ
10時49分頃

日没頃は寝ている(隠れている)ハゼですが,皆既日食直前の暗いときも出ていました

どうも魚たちにとって皆既日食は,突然のにわか雨と同程度で「急に暗くなったけどすぐに止んで明るくなるさ〜」と意に介していないように見えました。