1月8日
雨,北西風弱いのちやや強い,最高気温16℃(最低気温15℃)

やや湾奥
(波0.5mくらい,うねり浅場あり,透明度:まずまず,水温:22℃,最深10m,ポイントリサーチ)

昨日まで5日ほど穏やかな天気が続いていましたが,今日からしばらく天気は下り坂のようです。

朝から雨でしたが,明日以降もっと荒れてきそうな予報だったので,気になるハゼを探しに行ってきました。

その気になるハゼとは年末のガイド中にゲストのnobさんが撮られた下の個体。

撮影 nobさん
12月28日撮影
休憩中にこの画像を見せもらい何ハゼだか,何属かもわからずで,気になっていました。

特徴的だな〜と思ったのは,上画像で示した腹部から尾部にかけての7つほどの白斑列。何かの幼魚でしょうが,こんな斑紋を持つハゼは見たことがない!,と思っていました・・・。

nobさんが撮られたあたりでよく見る砂泥底のハゼは,ヤツシハゼ,ケショウハゼ,トンガリハゼのなかま2種類,マダラハゼ,そしてハラマキハゼ,といったところ・・・どのハゼもこんな斑紋はない!(断言)と思いつつ,その場所に到着・・・。

で,すぐにヤツシハゼの全長1.5cmあるかないかの幼魚がいたので,とりあえずコンデジで撮り,画像を見てみると・・・お〜!
ヤツシハゼ
全長1.5cmくらいの個体
白斑列()がある!
げっ!いきなり解決!ヤツシハゼの幼魚だったのか〜(汗)。そういえばいままでヤツシハゼは発色の良い大きい個体ばかり見る撮るしていて,極小系幼魚をほとんど撮っていなかったな〜(大汗)。

nobさん,わざわざ画像をお送りいただくなど,私の勉強不足でお手数おかけして失礼しました(反省,超大汗)。

ヤツシハゼ幼魚のこの白斑列(上画像)は,成魚にはなかったはず!と近くにいた中で一番大きめの全長4cmくらいの個体を撮ってみると・・・お!やはりほとんどない!
ヤツシハゼ
全長4cmくらいの個体
白斑列はほとんどなし

ではどのくらいの大きさの幼魚まで白斑列はあるのか!?近くにいた2cmくらいと3cmくらいのヤツシハゼを見てみると・・・
ヤツシハゼ
全長2cmくらいの個体
白斑列ほぼしっかりあり

ヤツシハゼ
全長3cmくらいの個体
白斑は広がり,つながり気味で,白斑列というより「腹側が白い」に近い状態

どうやらヤツシハゼは全長3cmくらいから白斑列が不明瞭になり,4cmくらいになるとほとんどなくなるようですね。そして4cm未満=まだ体や鰭の発色がほとんどなく撮らない,4cm以上=発色しはじめてきて撮る・・・その結果3cm以下の幼魚の白斑列に気づかなかった,というわけでした(汗)。反省反省・・・