2月27日
曇り一時雨,北風かなり強い,最高気温14℃(最低気温12℃)

この冬一番の強風では,と思うほど北風の強い寒い一日でした。

さてこの時期川や河口域は,海より一足お先に生物の季節ものが出てくる,といった感じです。海は昨日までの南強風と今日の北強風で,どこも荒れ気味だったこともあり,今日も気になる河口域をちょっと見てきました。

季節ものの1つ,ヒモハゼsp.が現れていました。
巣穴から乗り出すヒモハゼ属の1種
干潮時でまわりは淡水に近く,水温は気温と大差ないくらいかと思いますが,活発に動き回っていました。

干潮時のみ頭を出す隠れ根のまわりも見てみました。

ここのハゼはほとんどがミナミイソハゼ
河口のイソハゼ・ミナミイソハゼ
こんなにミナミイソハゼの密度が高いところは見たことがなく,「ミナミイソハゼの根」といった感じです。

この「ミナミイソハゼの根」でまたもクモハゼの壁が(汗)・・
スジクモハゼ
全長4cmくらい
クモハゼスジクモハゼか・・?画像を見ながらだいぶ悩んだんですが(汗),「体側の黒斑が腹側ににじむように伸びる」といったクモハゼの特徴が出ていないので,一応スジクモハゼかと。

でも岩礁性海岸タイドプールで見るスジクモハゼとは感じがだいぶ違うような・・というわけであまり自信なし。今後もたくさんクモハゼ類を見てみたいところです。