6月28日
晴れ,南西または南風やや強い,最高気温32℃

気になる季節ネタを探して川へ。それはトリクエトラス似(サツキハゼ属の1種)。婚姻色や繁殖関連行動が見られそうな時期なので,探してみました。

トリクエトラス似はいままでも何箇所かの川や河口で見ていますが,同じ場所でなかなか継続的に見られず,神出鬼没なイメージがあります。たぶん季節や潮で出たり出なかったり,あるいは居場所を変えたり,ではないかと思いますが,まだリサーチ不足で行動パターンがまったくわからないです。

で,今日も川の中流から下流を4時間くらい探して,ようやく小さい群がりを見つけました。その中で一番大きな個体の雄はまずまずの発色具合でした。
トリクエトラス似(サツキハゼsp.)雄
撮ると体側の青色が輝き,きれいですが,(画像が悪く分かり辛いですが)自然光では第2背鰭のオレンジ色の方がより目立っていました。

トリクエトラス似は今後も観察していきたいところです。

サツキハゼのなかまといえば,河口の岩礁部にミヤラビハゼの幼魚が見られました。
ミヤラビハゼ幼魚
ここはミヤラビハゼヨスジハゼが出そうだったので,以前からチェックしていましたが,これまではサツキハゼしか見られませんでした。しかし数ヶ月ぶりに覗いてみると,サツキハゼの群れのそばで,画像のような全長1cm程度の幼魚が3匹ほど見られました。

ひょっとしたらミヤラビハゼは奄美大島では死滅回遊なのかもしれませんが,今後無事成長し,繁殖するか?観察が楽しみです。