4月12日
晴れ,北東風弱い,最高気温24℃

倉崎ビーチ
(波:0.5m以下,うねりほとんどなし,透明度:良い,水温:南側浅場22℃,東側21℃,ダイブタイム2時間15分,最深28m,ポイントリサーチ)

広く浅くリサーチのつもりでしたが,気になるイソハゼを見つけてしまい結局そこに長時間居座ってしまいました(職務怠慢かな苦笑)。

下画像がその気になるイソハゼ。たぶんフォトリスト(サムネイル画像)にイソハゼ属の1種3として載せているイソハゼと同種。久々に見ました。
イソハゼ属の1種(たぶん「フォトリスト」イソハゼ属の1種3)
全長2cmちょっとくらい
コメツブイソハゼ??
よく見ると尾柄に薄っすら黒斑があります(上画像)。この薄い黒斑はやや背中側に寄ったところについています。正面からの下画像の方がわかりやすいです。
尾柄の薄い黒斑()はやや背中寄りにあり
尾柄の黒斑が背中寄りにあることや顔や体の赤い斑紋からこのイソハゼはコメツブイソハゼかもしれません。

フォトリストにイソハゼ属の1種3として載せているイソハゼは尾柄に黒斑はなかったと記憶していますが,実は上のハゼのようにうっすらあった黒斑を見落としたのかもしれません(写真は顔付近しか撮れなかったです)。

ちょうど,このイソハゼから2mくらい離れたミドリイシに,明らかなコメツブイソハゼがいました。
コメツブイソハゼ
全長2cmあるかないか
尾柄の背中寄りにあり黒斑はくっきり
コメツブイソハゼというと上の個体のように尾柄の黒斑がはっきりしているものと思っていました。しかしこの黒斑は,一番上画像のハゼのように,かなり薄くなることがあるのかもしれません。

そんなことを海中で考えているとき,フォトリストにイソハゼ属の1種12として載せているハゼを思い出しました。
「フォトリスト」よりイソハゼ属の1種12
全長0.7cmくらい
このハゼはコメツブイソハゼによく似ているんですが,尾柄の黒斑が見られないので別種かと思っていました。

しかしコメツブイソハゼの尾柄の黒斑がもし,濃くなったりほとんど消えたりするのなら,この1種12コメツブイソハゼになるのかもしれません。

上画像のような幼魚を継続的に観察できれば,成長や時期によって尾柄の黒斑が出たり消えたりするのか分かるんでしょうが,コメツブイソハゼはなかなか同じところに居着かないんですよね〜(残念)。

とりあえずフォトリストのイソハゼ1種31種12に「コメツブイソハゼかもしれない」と書き添えておきました。


話がだいぶマニアックになってしまったので(いつも?),気分を変えて,今日撮った他の2種も載せときます。
アオイソモドキ(マイ通称)
白化サンゴにいた白っぽい個体
コバンハゼ属の1種