3月29日
曇りのち晴れ,北西風やや強いのち弱い,最高気温16℃

風邪もほぼ完治したので,気になっていた河川下流(3月10日ログのところ)をじっくり見てきました。

3月10日ログでは「遡上中のゴクラクハゼの幼魚がよく目につく」と書きましたが,どんどん上に上っているようでだいぶ数か減り,まだ見られる幼魚もだいぶゴクラクハゼらしくなった個体が多かったです。
ゴクラクハゼ幼魚
すくすく成長中

一方3月10日よりも目につくようになったのは,遡上中のボウズハゼと抱卵中のヒナハゼ

まずボウズハゼ幼魚。
ボウズハゼ幼魚・泳いで遡上中
ボウズハゼ幼魚・小石に着底し休憩中
春に,ここのような下流の汽水域で見られるボウズハゼはまだほとんど透明で,飛翔と着底を繰り返しながら中流より上を目指します。

抱卵したヒナハゼのお腹は黄色に変化。
ヒナハゼ抱卵雌
繁殖期が進むと,ヒナハゼ雌はさらに体色が変化(下額あたりと腹鰭が黒化)し,他の雌とけんかを頻繁にするようになり,なかなか見ごたえがあります(→ヒナハゼ・フォトリスト)。

ヒナハゼ婚姻色の観察&撮影,今年はここで狙おうかな〜♪

ちょっと収穫だったのは,ヒモハゼsp.をまずまずバッチリ撮れたことでしょうか♪
ヒモハゼ属の1種
うれしかったので,体前半と正面からの画像も載せちゃいます(笑)。
ドジョウみたいですが一応ハゼです(しかもハゼ科)
ヒモハゼsp.の中に,体色の黒色斑が濃く,その間が輝青色の個体がいました。
ヒモハゼ属の1種
婚姻色??
ひょっとして婚姻色?と思いしばらく観察しましたが,とくに変わった行動はしていませんでした。

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この川の河口も少し見てみました。

岩礁のある波打ち際の転石地ではクモハゼが多かったです。
クモハゼ
もう1種類,クモハゼ属と思われるハゼが数匹いました。
クモハゼのなかま
(左:全長3cmくらい,右:2cmくらい)
何クモハゼかな?
ひょっとしたらスジクモハゼかな??  外海に面した岩礁性海岸のタイドプールでよく見られるスジクモハゼに比べて体に透明感が強くだいぶ感じが違うんだけど・・?何クモだろう??上の個体はどちらも幼魚かもしれないので,次回は成魚っぽい個体を探して,正体をつきとめたいところです。