7月11日
快晴夕方曇り,南西風やや強い,最高気温33℃

倉崎ビーチ
(波0.5m以下,うねりなし,透明度:まずまず,-28m以深はかなり厳しい,流れ:-30m前後強い,水温:-28mまで27〜28℃,それ以深25℃,エントリー12時20分,ダイブタイム64分,最深30.5m,ポイントリサーチ)

久々に倉崎の底に広がる砂泥地で生物探しをしたくなり行ってきました。

浅いところはまずまずの透明度⇔でしたが,-25mを過ぎたあたりから濃い霧のような濁りが「底溜まり」していました。

「まあしゃあないいつものことだ〜」と斜面を降り,底にいってみると,今度は流れが速いこと!この「
倉崎底」は外海と湾奥をつなぐ水路になっているようで強く流れることがしばしばあります。

濁りと流れの
倉崎底でとりあえず下の2枚を撮り,早めに退散しました。
ホソガラスハゼ ニュウドウダテハゼ
あとで思えば大潮後中潮の干潮前3時間だったので流れが強くて当然でした,反省。今度は長潮のときにでも行こっと。

浅いところの砂地ではササハゼが見られたんですが・・・
ササハゼ
昨年夏以来居着いている個体?
全長12,3cmはありそうで,昨年の9月4日に見てから,ずーっと見られている個体(4月16日ログ)と場所もほぼ同じなので,「同じ個体が無事成長しているんだ〜,えらいなあ〜」と思いました。

しかし,この個体の2mほど横で,2cmくらいの幼魚を発見!
ササハゼ幼魚
この幼魚を見つけて「え!ここってもしかしてササハゼが居着き易いところ??じゃあ2m横の成魚も9月からのとは入れ替わっているかも??」・・・奄美大島ではかなりレアなササハゼの成長ぶりを経時的に見れていたつもりでしたが・・・水中観察は難しいですね〜。

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて,午後は岩礁性海岸のTPへ行ってきました。

TPやインリーフに潜るときに探していた生物No.1クラスのハゼに今日は会えました!!
それはアデオオモンハゼ
やっと見つけた
アデオオモンハゼ
体側の青い斑点も
きれいだけど・・・

最大の特徴は臀鰭
そう!臀鰭の赤と黄色の斑紋が地味な体に反してキレイな,ユニークなハゼです。。この臀鰭を図鑑で見るたびにフルーツポンチウミウシ(ニシキウミウシver.)を思い出していました。ごく浅いところ(水深0.3〜0.5mくらい)にいたので,フルーツポンチウミウシ状の臀鰭は結構写真どおりに見えて感激でした!!

ちなみに近くには
,同属で良く似ているオオモンハゼカタボシオオモンハゼも多数見られました。
オオモンハゼ カタボシオオモンハゼ
見分ける一番のポイントはやっぱり臀鰭。オオモンカタボシオオモンの臀鰭は体色どおりに地味です。