6月19日
曇り一時小雨,東風弱い一時強い,最高気温27℃(最低気温23℃)

やや湾奥
(波0.5m以下,うねりほとんどなし,透明度まずまず,水温:浅場25℃,深場24℃,ポイントリサーチ)

ここ数日は梅雨空が戻り,連日の雨でした。

予報では,梅雨もそろそろ(来週早々?)明けるかもしれません。

今年の奄美大島の梅雨は,平年より少し雨量が少なめかな(?)と思っていましたが,今週の雨続きで,平年並みかそれ以上の雨量になったんじゃないでしょうか。まあ梅雨の雨量は少なめよりは少し多いくらいが,何かと良いので,まずまずの梅雨だったといったところでしょうか。

さて,雨続きで川やタイドプールは厳しそうだったので,普通の海ポイントを見てきました♪

海で今,気になるものは,まあいろいろあるんですが・・・まずはホタテツノハゼsp.(「日本のハゼ」のホタテツノハゼ属の1種−5」)。

6月4日に見た時は第1背鰭が裂けていました(6月4日ログ)。その後,ガイドで2度行きましたが,やはり裂けているままのようでした(まあ急に治らないでしょうけど・・)。

6月4日に見た感じではオニハゼとケンカして背鰭が裂けたのかも(?)と思っていました。

が,今日行って撮ってみると・・・
さらに裂けている,
というか第1背鰭棘が伸びた感じで,♂の背鰭のようになっている!!
さらに寄って撮った画像
第1背鰭は3棘伸びている感じで,モロ♂の第1背鰭になっている!

今日見た上画像の個体と6月4日の個体は若干斑紋が違うんですが,第1背鰭の裂け方を比べて見ると・・・
6月4日撮影の個体
2棘目と3棘目の間(上画像のところ)が大きく裂けている

で,今日の個体の裂け方は・・・
↓下画像
やはり 2棘目と3棘目の間(上画像のところ)が大きく裂けている

第1背鰭の裂け方を比べると,6月4日の個体と今日見た個体は同一個体かもしれませんね〜。

ということは,6月4日(ころ)に第1背鰭の2棘目と3棘目の間から裂けはじめ,今日までに1棘目と2棘目の間も裂けて,しかも第1背鰭棘(とくに1棘目)が伸びて,すっかり♂の第1背鰭になった,ということかもしれません。

この個体を見つけた5月25日から今日までの成長過程(第1背鰭の変化)を並べてみると・・・
5月25日
第1背鰭の1から3棘目の先端が少し伸びている程度で
第1背鰭の形は♀タイプ
5月26日
前日(上画像)と変わらず
6月4日
2棘目と3棘目の間(上画像のところ)が大きく裂けている
第1背鰭の変化のはじまり
6月19日
1棘目と2棘目の間も裂けて,棘も伸びた感じで
すっかり♂の第1背鰭に

この成長過程(第1背鰭の変化)は想像の域を脱しないところもあるんですが,とりあえずこのホタテツノハゼsp.の♂を見れたのはほぼ5年ぶり!♪ ♀の成魚も現れて早くペアにならないかな〜。まわりに幼魚もいるしペアの期待大です♪

帰りに窒素抜きがてら,6月1日ログに載せたマイ通称・ハクセンフタイロサンゴハゼも見てみました。

このハゼも成長過程が気になるところですが,今日見たところではまだ変化なし。
マイ通称・ハクセンフタイロサンゴハゼ幼魚
たぶん「日本のハゼ」のコバンハゼ属の1種‐8

ちなみにこのマイ通称・ハクセンフタイロサンゴハゼはすでに2匹でサンゴ内にいます。
2匹とも体色は同じ
(この画像ではわかりませんが汗)
この2匹もホタテツノハゼsp.みたいに,成長過程の変化が現れるまで観察し続けられると良いんですがね〜。居着いてほしいところです。