10月29日
曇りのち晴れ,北風やや強い,最高気温26℃

キッカサンゴ群落

(波0.5mくらい,うねりほとんどなし,透明度:こことしては良い〜かなり良い,水温:26℃,最深25m,ダイブタイム約110分,ポイントリサーチ)

水中環境豊富な奄美大島,それに伴い水中生物も豊富なわけですが,意外にありそうでない(見れそうで見れない)生物も結構あります。

その1つが大きなカイメン!以前良く潜っていた和歌山ではしばしば見たミズガメカイメンのような大きなつぼ状のカイメンをこっちでは全然見たことがなかったです。ところが・・・

昨日,リピーター(2年で6度目)のYさんとキッカサンゴ群落のキッカサンゴ群生地を周っていたときに,ついに見つけた大きなカイメン!!大きなカイメンにはタレクチウミタケハゼがいるはず!と見ると,お!いたいた・・・・。

今日,Yさんを空港にお送りしたあと早速撮ってきました。
群生しているキッカサンゴからニョッキリはえるミズガメカイメンのなかま
右奥にマイカメラが笑&汗

右画像は同じカイメンの別カット
そしてこのミズガメカイメンのなかまについていたタレクチウミタケハゼが下画像。奄美大島ではじめて見ました!♪
カイメンの外側に(左画像),内側に(右画像)
上画像のようにカイメンの内外にいますが,たまに隣接のキッカサンゴへ行くこともありました。
キッカサンゴに乗るタレクチウミタケハゼ
まわりはカイメン

卵がないかな〜,サクラコシオリエビがいないかなあ〜(湾奥だから無理か?)と探したりで1時間くらいここにいましたが,その間にこのミズガメカイメンのなかまに以下のハゼが立ち寄りました(棲んでるわけではないと思います)。
キンホシイソハゼフタボシイソハゼオヨギイソハゼ(後ろに通称ライデンエビ←このエビはカイメン陰に棲んでいるようです)

ちなみに昨日,今日とタレクチウミタケハゼの卵は見つかりませんでした。鹿児島・「海案内」の出羽さんの写真集を見ると,鹿児島本土でのタレクチウミタケハゼの卵保護が撮影,掲載されています。奄美のこのカイメンでもきっと繁殖する(している)はず。いつか繁殖シーンを観察&撮影してみたいです。