9月16日
快晴,北のち南東風微弱,最高気温31℃

倉崎ビーチ
(波0.5m以下,うねりなし,透明度:まずまず但し湾奥深場はかなり厳しい,水温:ごく浅場28〜29℃,それ以深27℃,エントリー14時52分,ダイブタイム96分,最深24m,ポイントリサーチ)

南側の最奥部を中心に見てきました。ここは砂泥地斜面にユビエダハマサンゴの群生が見られ,ちょうど湾奥ポイント「ピアテグリ」の斜面のような感じ(ピアテグリをご存じない方すみません・・)。
これっといった生物は見つかりませんでしたが,ユビエダハマサンゴにつく下の人気ハゼ2種はここでもたくさん見られました。
イソハゼ属の1種 イロワケガラスハゼ
そして湾奥のユビエダハマサンゴのまわりで一番目にするハゼはオヨギイソハゼではないでしょうか。ここでもやはりかなりの数。
話はちょっと逸れますが,オヨギイソハゼといえば,春に見られる雄の婚姻色がきれいですよね!
オヨギイソハゼ
雄の婚姻色・鰭は伸びる
2004年5月撮影の参考画像
上画像のように,鰭が伸長・発色する婚姻色個体は,繁殖期の終わった夏にはまったく見られなくなります。よって,繁殖期のハーレムで精根使い果たした雄は,夏にはすべて死に絶えてしまう,と思っていました。ところが,最近「魚に詳しいあるお方」に伺ったところ,繁殖後の雄のうち一部は,鰭が短くなり(雌と変わらぬ長さ)になり生き残っている場合もあるとのこと・・・。
そんな話を思い出し,オヨギイソハゼの1つの群がりの中で一番大きな個体(雄の可能性が高い)を見てみると・・・
一番大きなオヨギイソハゼ
雄,かな??
言われてみれば鰭が長かった名残があるような?アユに越年(オツネン)がいるようにオヨギイソハゼにも越春がいるんですね〜!